共通データフォーマット対応ガイドライン
MaiMLスキーマ定義ファイル
スキーマチェック手順書
その他関連資料
【作成】一般社団法人日本分析機器工業会

一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA)では、「JIS K 0200:2024 計測分析装置の分析データ共通フォーマット」 の利用を支援する参考ドキュメントとして、 「共通データフォーマット対応ガイドライン」および 「MaiMLスキーマ定義ファイル・スキーマチェック手順書」を本ウェブサイトで公開しています。

併せて、MaiML 紹介文献やMaiML講習会動画・資料なども本サイトで公開しています。 また、Git HUBで公開されているMaiML利用に役立つ各種の変換ツールも紹介していますので、ぜひご活用ください。

本ウェブサイトで紹介する分析データ共通フォーマットは、「JIS K 0200:2024 計測分析装置の分析データ共通フォーマット」として、2024 年5 月20 日付で公示されています。 当工業会では、さらに、日本発の国際標準化(ISO規格)を目指して、委員会活動を実施しています。

MaiML(Measurement Analysis Instrument Markup Language)は、XML(Extensible Markup Language)に準拠したデータフォーマットで、試料準備から計測、データ処理に至るまでの計測分析プロセス全体を履歴付きデータとして包括的に扱うことができます。

装置・測定条件や試料条件といったメタデータと、画像・スペクトルなどの計測データを一つのデータセットに統合し、データレイクへの蓄積・検索・再利用を可能にします。

プロセス全体はペトリネットでモデル化され、一連の計測分析手順の記述や再現性の検証を支援します。デジタル署名やハッシュによって改ざん耐性を確保します。

さらに、選択的暗号化によって機密部分のみを秘匿しながら、公開可能な部分を共有できます。すべてのプロセスは監査可能なログとして追跡可能であり、「計測分析プロセスの記録・デジタル化」「AI 解析」「複合計測データ解析」「計測分析プロセスのデザイン」といったニーズに応える、再現性・信頼性・セキュリティを備えた画期的なデータフォーマットです。

MaiML を活用することにより、装置毎のデータ出力の違い、手作業によるデータ加工、蓄積データ構造変更のために要する膨大なバージョンアップ作業などから解放されます。


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お知らせ

MaiML紹介文献のご案内

現在までに「共通データフォーマットの標準化」に関する紹介記事、 学術論文が学会誌等に掲載されており、以下のサイトから閲覧することができます。 MaiMLフォーマットの理解を深めるにあたり、ぜひ参考にしてください。

NEW計測分析プラットフォーム実現のための共通データフォーマットの標準化

共通フォーマットに関する和文論文が顕微鏡学会誌に掲載されました。

著者:重藤 知夫, 安永 卓生, 永富 隆清, 藤本 俊幸, 一村 信吾

関連リンク:J-STAGEでもご覧になれます

計測分析機器の出力データフォーマット共通化(応用物理92巻, 142-146頁及び電子付録)

著者:一村信吾,重藤知夫,安永卓生,井上信介

掲載:J-STAGE

計測分析を未来につなぐためのデータの在り方と標準化

著者:安永卓生

掲載:九州工業大学学術機関リポジトリ

マテリアル・機械学習・ロボット(現代化学増刊48)

株式会社東京化学同人から「マテリアル・機械学習・ロボット」という書籍が出版されており、その中にJIS規格作成にかかわった方のMaiMLフォーマットに関する記事の記載があります。

著者: 一杉 太郎

掲載:株式会社東京化学同人